「HTTPよりHTTPSにしたほうが順位が上がる」のか?
あなたがもし、ホームページを運営しているとして:
http://****** (SSL非対応)
と、
https://****** (SSL対応)
どちらが多くお客様は来るでしょうか?
(SSLに関しては先日の記事をご確認ください。)
「それはやっぱり安全性の高いSSLの方でしょう!」と、言いたいところですが、結論から申しますとまだそれほどの差がないようです。
Googleウェブマスター向け公式ブログによると。
「グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。」
■引用記事先 Googleウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/08/https-as-ranking-signal.html
【じゃあまだhttpsにしなくていいのかな?】
こう見ると、今すぐ対策をほどこさなくてもよさそうですが、googleスタッフさんが2015年8月18日に下記のようなショッキングなtweetをしています。
https://twitter.com/methode/status/633541668403310593?lang=ja
「If you’re an SEO and you’re recommending against going HTTPS, you’re wrong and you should feel bad」「もし君がSEOを考えているのにHTTPSへの移行に抵抗するなら、君は間違っているし痛い目見るぜ」って言ってます(英語力微妙だけどたぶん)。
サングラスしてるし怖いです(T_T)
【どういった経路であなたのWebサイトを見に来たのか知りたくないですか?】
また、若干横道に逸れますが、あなたのWebサイトの閲覧数の対策をする上で、「どのページを経由してあなたのWebサイトにたどり着いたのか。」これは、重要な情報になります。
リンク元のページのことを「リファラ」といい、データを収集して確認することが出来ます。
貴方がお菓子屋さんだとしたら、貴方のホームページを見に来た人が、「バウムクーヘンを調べていてたどり着いたのか」「ショートケーキを調べていたのか」「クッキーを見ていて、貴方のページにだどりついたのか」、それを知ることが出来るのと出来ないのは天地の差があります。※
※:但し、検索エンジンからは検索キーワードは取得できません。
検索エンジンがSSL化したから取得できないと思っている人も居ますが、Googleが一度 http を表示してからリダイレクトするという小技を使っているので、httpがリファラとなりリファラが取れないという状況です。
ただ、貴方のWebサイトがhttp(SSL非対応)のままだと今後は取れなくなる可能性があります。
「リンク元のページがhttps:で貴方のページがhttpの場合リンク元のページ情報がわからない」のです。
簡単に図にまとめました:
遷移元サイト |
遷移先サイト |
リファラー |
http |
http |
受けわたす |
http |
https |
受けわたす |
https |
http |
受け渡せない |
https |
https |
受けわたす |
今までは、httpのページが大半でしたがhttps(SSL対応)のページが増えてきています。
そして、昨年Yahooが「全サービスを2017年3月末までに常時HTTPSにします」と発表しました。
出所:http://docs.yahoo.co.jp/info/aossl/
今の今は大きな差は現れないかもしれませんが、先行者として他に先んじてSSL対応をすることで( httpsにすることで )、今後、ライバルホームページに差をつけることができると思います!
記事作成日:2017年1月23日