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Androidアプリの開発環境の変遷

公開日:2022年04月12日 カテゴリー:TOPICS タグ:

こんにちは。前回はiOSに関する話題でしたが、今回はAndroidアプリに関するお話です。

アプリケーションの開発は、しばしば統合開発環境(Integrated Development Environment; IDE)を利用して行われます。弊社でも開発を行っているAndroidアプリは、主にJavaというプログラミング言語を用いて開発されます。Javaアプリケーションを開発する時によく利用されるIDEには、「Eclipse」というものがあり、Google社から提供されていた、「Eclipse Android Developer Tools(ADT)」というプラグインの組み合わせで開発が行われていました。

EclipseからAndroid Studioへ・・・

2013年ごろ、Google社がAndroid開発を行うために最適化した、「Android Studio」というIDEを発表しました。Androidを開発したGoogle社が直接提供を始めたIDEとして話題となり、その後、ベータ版を経て2014年末、正式版がリリースされました。このAndroid Studioを発表した翌年、2015年6月に、Google社が従来の開発で用いられていたADTを、2015年末での公式サポート終了することを発表し[1]、2016年末、Android Studio Ver2.2のアップデートを持って、Eclipse + ADTの環境から、Android Studio環境への移行完了を発表しました[2]。各開発者は、徐々にAndroid Studioへの移行を進めていましたが、発表以降、Androidアプリの開発は、主にAndroid Studioでの開発へと変わって行きます。

以前作成したアプリのプロジェクト移行

Eclipseで開発していたAndroidアプリがメンテナンスされておらず、アップデートを行いたい場合は、Android Studioで開発を行えるようプロジェクトの移行をする必要があります。幸い、Android Studioには、Eclipseプロジェクトからのインポートが行える仕組みが備えられています。

しかし、Eclipse時代に開発されていたアプリは、内部的な記述も古くなっていることが多く、単純なプロジェクト移行に加え同時に、最新Android OSに対応する必要があることも見られます。

実際に私もAndroid Studioへのプロジェクト移行を実施することがありましたが、使用しているライブラリが正しく移行されているかの確認、プロジェクト設定自体の移行確認・調整、前述の新しいOSバージョン対応などがあり、思いの外、時間がかかりました。

今回は少々専門的な内容になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。今回紹介したような要因が重なり、軽微なアプリのアップデートを行うのにも、時間がかかってしまう可能性があります。昔のアプリをアップデートする予定がある方は、余裕を持ってアップデート検討していただくと良いかもしれません。


[1] Android Developers Blog – An update on Eclipse Android Developer Tools
https://android-developers.googleblog.com/2015/06/an-update-on-eclipse-android-developer.html

[2] Android Developers Blog – Support Ended for Eclipse Android Developer Tools
https://android-developers.googleblog.com/2016/11/support-ended-for-eclipse-android.html

Android ロボットは、Google が作成および提供している作品から複製または変更したものであり、Creative Commons 3.0 Attribution ライセンスに記載された条件に従って使用しています。

記事作成日:2017年2月9日

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